バルブのいろは

 バルブは流体(液体または気体)の流量を調整するための開閉する仕組みを持つ機器で「弁」とも呼ばれます。バルブは、身近なところでは上下水道やガス配管に用いられる他、油圧機器における力の調節や化学プラントにおける材料の供給など広く用いられ、私たちの生活基盤を構成する上で欠かせないものです...

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バルブは流体(液体または気体)の流量を調整するための開閉する仕組みを持つ機器で「弁」とも呼ばれます。バルブは、身近なところでは上下水道やガス配管に用いられる他、油圧機器における力の調節や化学プラントにおける材料の供給など広く用いられ、私たちの生活基盤を構成する上で欠かせないものです。
 滋賀県は彦根市を中心に関連企業を含め約100社、従業員1,500名からなる全国有数のバルブ産地で、水道用では全国シェアの50%以上を占めるほか、産業用、船用など様々なバルブが生産されています。
 そこで、本技術解説では数回にわたりバルブを取り上げます。本号では、バルブの構造と分類、接続方法について図を交えて説明します。
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 滋賀県は彦根市を中心に関連企業を含め約100社、従業員1,500名からなる全国で唯一のバルブ地場産地であり、水道用では全国シェアの50%以上を占めるほか、産業用、船舶用など様々なバルブが生産されており、当センターにおいてもバルブ実流試験設備を備えるなど、バルブ産業の振興に取り組んでいます。
 前号の技術解説では、バルブの構造と接続方法について紹介しました。本号では、加工方法と材料について説明します。なお、バルブは金属バルブと非金属(樹脂)バルブに分かれますが、ここでは金属、とりわけ広く用いられる鉄系および銅系のバルブについて説明します。
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 滋賀県には彦根市を中心に関連企業を含め約100社、従業員1,500名からなる全国で唯一のバルブ地場産地があり、水道用では全国シェアの50%以上を占めるほか、産業用、船用など様々なバルブが生産されており、当センターにおいてもバルブ実流試験設備を備えるなどバルブ産業の振興に取り組んでいます。
 そこで、本技術解説では3回にわたりバルブを取り上げます。前号までにバルブの構造と接続方法、材料を説明しましたが、最終回となる本号ではバルブの試験について取り扱います。バルブの製品としての品質、特性を保証するには試験・検査を行う必要があります。これらについて、以下に説明します。