自動車用プラスチックリサイクルの新たな突破口!
滋賀県東北部工業技術センターはこのたび、自動車用プラスチックの1つである合わせガラスの中間膜を再利用し、生活の質(QOL)向上に寄与する機能性材料を創出する新たなリサイクル技術の開発に成功しました。
この技術は、知る人ぞ知る素材である「中間膜」を対象とした世界初のマテリアルリサイクル手法であり、株式会社ガラステクノシナジー(大津市)・マスダ商事株式会社(野洲市)との10年以上にわたる共同研究により実現したものです。
今後は、紙おむつやマスク、ゴミ箱といった、臭いが気になる日用品への応用を念頭に、実証実験や製品化に向けた試作を進めてまいります。
波及効果と社会的意義
現在、廃車に伴って発生する使用済み中間膜の多くは再利用されず、焼却や埋立によって処分されています。本開発技術は、中間膜を機能性材料としてマテリアルリサイクルする世界初の技術であり、自動車プラスチックリサイクルの新たな突破口となる可能性を秘めています。

詳細は以下をご確認ください。
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/345001.html