成果事例

当センターが今までに取り組んできた研究成果を企業に技術移転した結果、製品に結びついたもの、ならびに、企業との共同研究により開発され、商品が販売されている事例をご紹介します。

研究開発成果の製品化事例(PDF)
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 彦根地域は、全国でも有数のバルブ集積産地ですが、長年培われたバルブなどの流体制御技術と膜濾過技術を駆使して、災害緊急時や少数世帯に対応できる浄水供給装置を開発しました。
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 磁界励起型イオンプレーティング装置は、密着性の良い立方晶窒化ほう素(c-BN)を高成膜速度で数μmコーティングできるPVD(物理蒸着)装置です。また、この装置は、窒化物や酸化物、炭化物も、効率よく薄膜作製できます。
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栽培環境を高度に制御可能な植物工場システムを開発しました。 ピニトールやα-リノレン酸などを豊富に含む野菜が生産できます。 また、栽培した野菜粉末からサプリメントを商品化しました。
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 既存のビスマス系鉛フリー銅合金とは違い、鉛やビスマスの代わりに球状硫化物を金属組織上に分散させた全く新しいタイプの鉛フリー銅合金です。鋳造性、快削性、機械的特性、疲労特性、腐食特性、浸出特性、リサイクル性など、従来の青銅鋳物と遜色のない性能です。
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 バルブを流量調整に用いる場合、騒音・損傷や破壊の原因となるキャビテーションが問題となります。この課題に対処するため、バルブ製造企業と当センターとの共同研究によりバルブ弁体の形状を最適化し、キャビテーションの発生を低減するバルブの開発を行いました。