成果事例

 当センターが今までに取り組んできた研究成果を企業に技術移転した結果、製品に結びついたもの、ならびに、企業との共同研究により開発され、商品が販売されている事例をご紹介します。

015b7192491a316347cdf282721eff59.png  研究開発成果の製品化事例(PDF)

#
 彦根地域は、全国でも有数のバルブ集積産地ですが、長年培われたバルブなどの流体制御技術と膜濾過技術を駆使して、災害緊急時や少数世帯に対応できる浄水供給装置を開発しました。
#
 磁界励起型イオンプレーティング装置は、密着性の良い立方晶窒化ほう素(c-BN)を高成膜速度で数μmコーティングできるPVD(物理蒸着)装置です。また、この装置は、窒化物や酸化物、炭化物も、効率よく薄膜作製できます。
#
 バルブや配管中の流体の圧力差で生じるキャビテーション(空洞現象)を利用して、下水処理施設や合併浄化槽で発生する余剰汚泥を大幅に削減できる装置を開発しました。
#
 超高齢化が進行する中、介護者の身体的負担は大きな社会的問題です。そこで、滋賀県立大学のシーズを活用して、介護者の手を借りずに要介護者自らが操作し、安心して移乗できる自立支援型介助装置を共同開発し、その製品化が実現しました。(22年度NEDO福祉用具実用化開発補助金)
#
 栽培環境を高度に制御可能な植物工場システムを開発しました。
ピニトールやα-リノレン酸などを豊富に含む野菜が生産できます。
また、栽培した野菜粉末からサプリメントを商品化しました。
#
 既存のビスマス系鉛フリー銅合金とは違い、鉛やビスマスの代わりに球状硫化物を金属組織上に分散させた全く新しいタイプの鉛フリー銅合金です。鋳造性、快削性、機械的特性、疲労特性、腐食特性、浸出特性、リサイクル性など、従来の青銅鋳物と遜色のない性能です。
#
 バルブを流量調整に用いる場合、騒音・損傷や破壊の原因となるキャビテーションが問題となります。この課題に対処するため、バルブ製造企業と当センターとの共同研究によりバルブ弁体の形状を最適化し、キャビテーションの発生を低減するバルブの開発を行いました。
#
 家庭プラスチックゴミ(廃プラ)から作られたプランターです。環境循環型社会の実現を目指す滋賀県発の製品です!
#
 滋賀ならではの感性と技術を融合させたテキスタイルデザインを検討し、環境への取組み意識の高い滋賀県ならではの素材「ヨシ入り糸」を使用した製品開発支援を行いました。
#
 長浜市の伝統的な地場産業である「浜ちりめん」を活用した新製品の開発に取り組み、和装分野に留まらない、しずくのような形が美しい「しずく袋」を開発しました。
#
 近年、琵琶湖で大繁殖し、在来魚種に深刻な影響を与えている外来魚(ブラックバスやブルーギル)を炭化して、脱臭材を開発しました。
#
 長浜絹織物産地の生産工場から排出される絹タンパク「セリシン」を利用した化粧品です。
#
 造船業界では、コストパフォーマンスに優れた高性能バラスト水排水装置(エダクター)が求められていました。そこで、産官の共同研究により実流試験とシミュレーションを行い、船舶用エダクターを製品化しました。
#
 PlaRain®は家具・雑貨を始めいろいろなインテリア素材に利用されている新しいコンセプトの製品です!
#
 キャビテーション現象を簡易な方法で定量評価することが課題となっていました。そこで、振動による簡易評価手法の研究を行い、この成果を企業へ技術支援することで、耐キャビテーションバタフライ弁を製品化しました。
#
 びわ湖ホール声楽アンサンブルの女性用ドレスを、長浜市の特産の高級和装素材「浜ちりめん」を使い、産(浜縮緬工業協同組合)官(センター)学(成安造形大学)の連携にて作成しました。
#
 県の伝統的工芸品である木珠の製造メーカーがその技術を活かして立ち上げた、ウッドビーズのアクセサリーブランド。その新製品のデザイン開発を支援し、レアウッドビーズネックレス「泡」が生まれました。
#
 国の伝統的工芸品の指定を受ける彦根仏壇産地では、伝統技術を活かしながら、現代の生活に溶け込む新しい祈りのかたちを提案する新ブランド「柒十(ナナプラス)」を生み出しました。
#
 プレス成形で製作した鏡面リフレクターを用いて、ディスプレイ照明などに活用できるスポットライト照明機器を製作しました。
#
 3次元複雑形状部品を切削加工レスにて、ものづくり分野(自動車産業等)に応用できる高精度に創製する新しい連続プレス加工法(プレス一貫ライン)を開発しました。