キャビテーションを利用した 余剰汚泥減量化装置の開発 <産官共同研究>

 バルブや配管中の流体の圧力差で生じるキャビテーション(空洞現象)を利用して、下水処理施設や合併浄化槽で発生する余剰汚泥を大幅に削減できる装置を開発しました。

■開発の背景

 水質保全・生活環境改善を目的に急速に整備された農業集落排水処理施設や合併浄化槽を有する食品系事業所から発生する余剰汚泥の処理は、焼却場施設や埋め立て施設の受け入れ余力等が背景となり、対策が急がれる課題の一つとなっています。当センターでは従来、バルブの腐食・壊食防止のため、キャビテーションを抑える技術の開発を行なってきましたが、逆にキャビテーションの衝撃力を汚泥の減量化に活用するためヤンマー株式会社と共同研究を行い実用・商品化に成功しました。

■原理と特徴

 キャビテーションの衝撃力を利用して、有機物が多量に含まれている余剰汚泥を可溶化し、微生物が分解しやすい基質として、再び浄化装置の生物処理槽に返送して微生物分解を促進させる機構を考案しました。

■共同開発メンバー

  • ヤンマー株式会社
  • 機械・金属材料担当